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借主に出て行ってほしい?だから家賃2倍?──それ、本当に通ると思っていますか?【ロケット社長の正直不動産トーク】
2025-07-06

借主に出て行ってほしい?だから家賃2倍?──それ、本当に通ると思っていますか?【ロケット社長の正直不動産トーク】

こんにちは。ロケット不動産株式会社 代表の渋谷です。

最近、ご相談を受ける中でこういった話が増えています。

「入居者に出て行ってほしいので、家賃を2〜3倍に上げたいんです。」

結論から申し上げます。
それでは借主は出ていきませんし、法律的にも認められません。


◆ 借主を守る法律が存在します

賃貸住宅においては「借地借家法」という法律により、借主(住んでいる人)はしっかりと保護されています。

たとえ契約更新時でも、貸主が「来月から家賃を倍にします」と一方的に通告しても、借主が納得しなければ家賃は据え置きのまま。法的拘束力はありません。


◆ 家賃の値上げが認められるケースとは?

貸主による家賃の増額請求が通るには、次のような正当な理由が必要です。

  • 近隣家賃相場との大きな乖離がある

  • 固定資産税や物価が大きく上昇した

  • 建物に大規模修繕などが行われた

これらの理由があったとしても、借主の合意がなければ変更は成立しません
合意が得られない場合は、調停や裁判を経て最終判断が下されます。


◆ 家賃吊り上げ=退去強制は通用しない

「退去させたいから、家賃を異常に引き上げてプレッシャーをかける」
このような行為は、現実的にも法的にも通用しません。

むしろ貸主にとって大きなトラブルの火種となり、長期的には信頼と資産価値を損なう可能性が高いのです。

もし正当な事情で退去を希望するのであれば、立退料を提示したうえでの誠意ある交渉が必要です。


◆ 借主の皆さまへ|対応のポイント

急な家賃値上げ通告を受けた際は、以下の点に注意してください。

✅ 感情的にならず、まずは内容を冷静に確認
✅ 賃貸契約書や更新時期、特約を再確認
✅ 近隣相場や物件の状況を調査
✅ 増額理由に納得できない場合は、合意しない
✅ 必要に応じて、専門家や公的相談機関に相談


ロケット社長の視点

不動産は「人と人」の関係」で成り立っています。
ルールと誠実さをもってこそ、資産は生き、信頼は積み上がる。

不動産のトラブルは、急がず、逃げず、丁寧に解決していきましょう。
ロケット不動産は、貸主・借主双方が納得できる道を共に考えます。


セカンドオピニオンとしてのご相談も歓迎です

家賃トラブル・立ち退き交渉・契約条件の見直しなど、
「これって本当に正しいの?」と迷ったときは、
不動産のセカンドオピニオンとして、ぜひ弊社にご相談ください。

一方的な説明や誘導に流される前に、冷静な第三者の視点を持つことが解決への第一歩です。
ロケット不動産は、あなたの味方として、プロの視点で誠実に対応いたします。


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ご相談はいつでもお気軽にどうぞ。

ページ作成日 2025-07-06