駅前再開発の夢、なぜ止まった?不動産の“現実路線”が始まる“身の丈再開発”の時代へ──止まる巨大計画、その本当の理由|渋谷の仲介+α(プラスアルファ)|ロケット不動産株式会社
駅前再開発の夢、なぜ止まった?不動産の“現実路線”が始まる“身の丈再開発”の時代へ──止まる巨大計画、その本当の理由
再開発が次々と止まる時代に…「身の丈」と向き合う都市のリアル
──中野・津田沼・五反田・六町から学ぶ、これからの街づくり──
こんにちは、ロケット不動産株式会社 代表の渋谷です。
最近、不動産業界において驚くような再開発の「中止」「延期」ニュースが相次いでいます。
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中野サンプラザ再開発 → 白紙化
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津田沼モリシア → 計画中断
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五反田TOCビル → 再延期・営業再開へ
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足立区六町駅前の高島屋系計画 → 撤退
いずれも「駅近」「一等地」「人気エリア」とされていた場所ばかり。
では、なぜ止まったのか。
本ブログでは、各事例から見えてくる「都市再開発の課題とヒント」を考察します。
再開発が止まる最大の理由:建築費の高騰
4つの案件に共通していたのは、工事費・建設コストの異常な高騰です。
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中野サンプラザ → 1,210億円→1,845億円→さらに+900億円
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津田沼モリシア → 総額未発表も着工前に中止
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五反田TOC → 2024年着工予定が2033年に延期
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六町駅前 → 高島屋系開発が「収支合わない」と撤退
建築費指数は2015年比で約1.4倍(人件費・資材・円安の影響)に。
もはや「いい土地=確実に再開発できる」という方程式は、完全に崩れています。

“立派すぎた”計画たち──「身の丈に合っていたか?」
中野の262mタワー、津田沼の52階タワマン、五反田の30階商業複合ビル、六町の商業施設…。
いずれも共通していたのは、“都心並みのスケール”をローカルに持ち込もうとしたこと。
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そもそもそんなに高層である必要があったのか?
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その街にオフィスやホテルは本当に必要だったのか?
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地域住民の「日常」とマッチしていたのか?
利益を出すためにタワマンを組み込み、住宅頼みの再開発に偏った結果、オフィスや商業施設だけでは成り立たない構造に陥っていました。
ロケット不動産の視点:これからの再開発に必要なもの
私たちは不動産会社として、再開発に必要な条件が大きく変わってきていることを実感しています。
✅今後の再開発に求められること
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「身の丈+α」の設計
大規模でなくていい。地域に寄り添いながら、ちょっと未来志向であればよい。 -
住宅だけに依存しない
賃貸住宅の分譲に頼るモデルでは、長期的に脆弱。 -
住民・行政・事業者の三位一体
開発計画は、三者で“本音”を共有することが必要。 -
段階的な開発とフレキシビリティ
一度にすべてを造るのではなく、柔軟に進化できる構造を。
六町駅前にこそ希望がある
今回、高島屋系の撤退で“白紙”になった六町駅前も、私たちは「希望の芽」があると考えています。
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若い世代の流入が続く
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駅前に広大な区有地がある
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カフェ、学習施設、交流スペースなどへのニーズがある
単に「大きな箱モノ」ではなく、地域の日常を支える施設を丁寧に作っていく。
これこそが次の時代の再開発であり、ローカル不動産業者としての私たちの使命だと思っています。
まとめ:夢を“見直す”ことも勇気ある決断
中止・延期は「失敗」ではありません。
むしろ、無理に進めて大きな損失を出すよりも、身の丈を見直すタイミングだと捉えています。
ロケット不動産は、これからも地域に寄り添い、「現実的で夢のある開発」を応援していきます。
駅前一等地も、商業施設も、まちづくりも。
“ちょうどいい未来”を一緒に描いていきましょう。
※このブログは、【中野・津田沼・五反田・六町】における再開発中止・延期の報道を受けて作成しています。記事は2025年7月8日時点の情報に基づいています。
ページ作成日 2025-07-08
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