11月8日は“いい歯の日” 歯医者の開業は内見より先に用途地域確認! 歯科クリニックはどの用途地域なら開業できる?法規から見る用地選びの正解|渋谷の仲介+α(プラスアルファ)|ロケット不動産株式会社

03-6325-0573

営業時間:10:00~19:00
定休日:金曜日

  • 物件検索
  • 仲介手数料無料
  • 投資用特集
  • 御紹介者制度
  • 売却査定依頼
  • 買取査定依頼
TOPページ >
ブログ一覧 >
11月8日は“いい歯の日” 歯医者の開業は内見より先に用途地域確認! 歯科クリニックはどの用途地域なら開業できる?法規から見る用地選びの正解
2025-11-08

11月8日は“いい歯の日” 歯医者の開業は内見より先に用途地域確認! 歯科クリニックはどの用途地域なら開業できる?法規から見る用地選びの正解

こんにちは。
ロケット不動産株式会社 代表の渋谷です。

11月8日は「いい歯の日」。
そこで今回は、歯科クリニック開業×不動産 をテーマに、用地選びの“最初に確認すべきポイント”をお伝えします。

開業準備を進める多くの方が「人通り」「家賃」「人口」「導線」「内見」から入ります。
ですが、それより先に確認すべき決定的に重要なポイントがあります。

それは――

その土地・建物に“歯科クリニックとして開業できる法的条件がそろっているか?”

用途地域・建ぺい率・容積率・接道義務・用途変更の可否などを確認せずに話を進めると、

  • 契約後に「開業できない」と発覚

  • 建築確認が通らない

  • 用途変更が認められない

  • 想定より規模が取れない

といった、取り返しのつかない事態になります。

今日は、「失敗しない歯科開業の用地選び」 をわかりやすく解説します。


1. 都市計画法とは?

地域ごとに「建てていい用途」「建物の大きさ」「高さ」などを定めている法律です。
このルールに基づき、市区町村は 用途地域 を設定しています。


2. 歯科クリニックが建てられる用途地域

用途地域 建築 備考
第一種低層住居専用地域 ○(条件あり) 2階・200㎡以下などの制限
第二種低層住居専用地域 周辺環境との調和が必須
第一種中高層住居専用地域 住宅+クリニックの相性◎
近隣商業地域 医療モール・複合施設向き
商業地域 駅前開業・高容積率で最適
工業地域 建築可だが集患面で弱い
工業専用地域 クリニック開業不可

※自治体や規模で条件が異なるため必ず個別確認が必要


3. 土地選びで必ず確認する4項目

用途地域の確認(都市計画課・窓口で確認可)
建ぺい率・容積率(建物サイズと階数の限界値)
接道義務(原則4m道路に2m以上接道)
インフラ(電力・ガス・上下水・浄化槽の有無)

「良さそうな土地」よりも “建てられる土地” かどうかが先です。


4. 建築CM(コンストラクションマネジメント)の視点

  • 建築可能面積の試算

  • 斜線・日影の法規チェック

  • 行政との事前協議

  • テナント開業の場合の用途変更の可否

  • 消防同意・確認申請の必要性判断

「ここなら開業できそう」ではなく、“確実に開業できる”を確認してから契約 が鉄則です。


5. まとめ

立地 法的条件
人口・導線・駅距離 用途地域・接道・用途変更・建築制限

この 両輪がそろって初めて“成功する開業用地” になります。


最後に

歯も、家も、医院開業も同じ。
表面だけで判断せず、見えない基準を押さえたほうが強い。

開業で一番のリスクは「建てられない土地を契約してしまうこと」。
まずは必ず 用途地域の確認から スタートして下さい。

開業用地やテナント調査のご相談も承っております。
お気軽にお問い合わせください。

ページ作成日 2025-11-08

カレンダー
 << 2025年11月