SF映画の世界が現実に ― 2026年、家が“変形”する時代へ ―|渋谷の仲介+α(プラスアルファ)|ロケット不動産株式会社
SF映画の世界が現実に ― 2026年、家が“変形”する時代へ ―
こんにちは。
ロケット不動産の渋谷です
2026年以降、
住宅の評価基準は静かに、しかし確実に変わっていきます。
これまで重視されてきた
「広さ」「新築」「築年数」だけではなく、
どこまで生活に合わせて“変われる家か”
が価値を左右する時代に入ります。
今回は、少し未来寄りですが
現実的に評価されていくであろう
家の条件を予想してみます。
① トランスフォーム可能な間取り
間取りは“決まった形”である必要がなくなる
2026年以降、
「◯LDK」という考え方そのものが、
徐々に古くなっていくかもしれません。
スマホで指示して、家が形を変える
例えば──
-
ベッドスペースが昇降式
昼間は天井へ収納し、夜だけ降ろす -
床や壁から収納が出現
使う時だけ現れる可動収納 -
キッチンが可変式
普段はコンパクト
来客時は
・コの字型
・L字型
へトランスフォーム
生活シーンに応じて、
家の中身が動く。
これにより、
-
少ない面積でも広く使える
-
家族構成が変わっても住み替え不要
という、新しい住宅価値が生まれます。

② 宅配BOX → 室内自動搬送(戸建)
「人が家にいない前提」の暮らしは、
今後さらに当たり前になります。
そこで評価されていくのが、
宅配と室内が直結する家です。
-
宅配BOXに荷物が届く
-
家側が認証
-
自動で室内の指定場所へ搬送
例えば、
-
食品はキッチン付近へ
-
日用品は収納スペースへ
-
冷蔵品は冷蔵庫へ
戸建住宅を中心に、
物流と住まいが一体化した家は
将来、大きな付加価値を持つ可能性があります。
③ 浴室の完全自動洗浄
浴室は、
「掃除する場所」から
勝手にリセットされる空間へ。
-
入浴後に自動洗浄
-
壁・床・排水口まで対応
-
湿度・換気を自動管理し、カビを防止
共働き世帯や高齢世帯では、
掃除の手間が少ない=住みやすい家
という評価が、より強くなっていきます。
④ トイレの完全自動洗浄
浴室以上にニーズが高いのが、トイレです。
-
使用後、自動で洗浄
-
便器だけでなく床・壁まで対応
-
ニオイや菌の管理も自動
「清潔を保つ行為」を
人がやらなくていい住宅。
これは高級住宅だけでなく、
将来的に標準化していく機能になる可能性があります。
⑤ なぜ、こうした家が評価されるのか
理由はシンプルです。
-
人手が足りない
-
時間が足りない
-
家事・掃除をできるだけ減らしたい
つまり、
家に求められる役割が変わっている。
2026年以降の住宅は、
「住む場所」ではなく
生活を補助する存在として
価値を判断されていきます。
まとめ|未来の家は「豪華」より「変われる」
これから評価される家は、
-
広いかどうか
-
新築かどうか
ではなく、
-
生活に合わせて形を変えられるか
-
人の手間をどこまで減らせるか
-
後からアップデートできる余白があるか
が問われます。
2026年以降、
評価される家=トランスフォームできる家。
不動産の価値は、
ここから静かに選別が始まっていくと感じています。
ページ作成日 2025-12-29
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