10月15日「きのこの日」 土地を買って“きのこ×キャンプ場を作る ― 里山を資産に変える、不動産の新しいかたち ―|渋谷の仲介+α(プラスアルファ)|ロケット不動産株式会社
10月15日「きのこの日」 土地を買って“きのこ×キャンプ場を作る ― 里山を資産に変える、不動産の新しいかたち ―
こんにちは。ロケット不動産のロケット社長、渋谷です。
本日10月15日は「きのこの日」。
秋の味覚といえばやはり“きのこ”
この香りと旨味のある存在は、実は不動産活用のヒントにもなります。
今回は、単なる趣味やアウトドアを超えた、
「里山再生 × きのこ栽培 × キャンプ場経営」という
“土地を育てる不動産”の実践モデルをご紹介します。
里山が眠る資産に変わる
全国には、使われていない里山・山林・原野が数多くあります。
「どう使えばいいかわからない」「管理が大変」と放置されがちですが、
実はこの放置された里山こそ宝の山です。
木々や地形、湿度や風通しといった環境条件は、
きのこ栽培にもキャンプ場整備にも理想的。
整備した際に出る木材を**きのこ原木(ほだ木)**として再利用すれば、
伐採から収穫まで自然の循環を活かせます。
“伐採”から始まるきのこ不動産
冬期(11月〜3月)に伐採した木を90〜100cmに玉切りし、
樹種ごとにまとめて乾燥。
たとえば、
-
コナラやクヌギ → シイタケ
-
サクラ → ナメコ
-
エノキ → ヒラタケ
このように木ときのこをマッチングして、
種駒を打ち込めば翌年秋には発生。
一度の作業で3年以上収穫を楽しめる、“長期収益型作物”です。
きのこの種類 | 最適な樹種 | 栽培法 |
---|---|---|
シイタケ | コナラ・クヌギ | よろい伏せ(木漏れ日と通風) |
ナメコ | サクラ・カエデ | 半埋め伏せ(湿度重視) |
ヒラタケ | エノキ・ヤナギ | 半埋め伏せ |
クリタケ | シデ・ハンノキ | 半埋め伏せ |
アラゲキクラゲ | ゴンズイ・ニワトコ | 半埋め伏せ |
土地をキャンプ場にするという発想
きのこが育つ森には、木陰・水辺・平地がある。
それはすなわち──理想的なキャンプ場の条件でもあります。
伐採した木を薪やデッキに活かし、
小川の水を炊事や手洗いに利用。
自然を削らず整えて使う、それが「環境型土地活用」です。
“建てる”より、“使いこなす”。
土地のポテンシャルを最大限に引き出すのが、これからの不動産経営です。
法規・整備・安全のチェックポイント
キャンプ場整備には、
建築物を建てない場合でもいくつかの法的確認が必要です。
-
森林法:伐採届、保安林指定の有無
-
自然公園法・景観条例:工作物・看板の規制
-
消防法:焚火エリアの基準、消火設備
-
保健所:トイレ・汚水処理・井戸水の衛生基準
-
開発許可:造成・デッキ設置の規模により要確認
市町村役場の「建築・環境・観光課」へ事前相談が鉄則。
構想段階で図面を持参すると、スムーズに進みます。
小規模キャンプ場モデルの採算性
項目 | 金額(概算) |
---|---|
区画数 | 5サイト |
サイト単価 | 平日¥6,000 / 休日¥9,000 |
月売上 | 約¥312,000 |
年間売上 | 約¥3,744,000 |
年間経費 | 約¥1,934,000(清掃・保険・手数料等) |
年間粗利 | 約¥1,810,000 |
初期整備費 | 約¥3,600,000(デッキ・トイレ・通路整備等) |
回収期間 | 約2年(設備)、約5年(土地込み) |
収益だけでなく、維持のしやすさが魅力。
無理のない範囲で運営でき、家族経営・週末起業にも最適です。
「体験」を売るという発想
キャンプ場をただ貸すのではなく、
「里山を楽しむ体験」をメニュー化するのが成功の鍵です。
-
シイタケ打ち込み体験:¥2,500/人(原木持ち帰り付)
-
収穫&炭火焼き体験:¥1,800/人
-
星空×焚火ナイト:¥2,000/人
-
ナメコ味噌汁づくり体験:¥1,500/人
体験の口コミが新たな顧客を呼び、
“レビュー資産”として蓄積されていきます。
24か月ロードマップ
0〜3か月:法的確認・設計・伐採・造成
4〜12か月:キャンプ場5サイト開設・きのこ栽培開始
13〜24か月:体験プログラム導入・物販化・会員制導入
時間をかけて**「育てる不動産」**を形にしていきます。
ロケット社長のひとこと
土地は建てなくても、価値を生む。
きのこが森を育て、人が火を囲み、思い出が残る。
それこそが、これからの“生きる不動産”の姿です。
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ページ作成日 2025-10-15
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