10月14日「鉄道の日」に思う ― 渋沢栄一と“線路 × 不動産”の哲学 ―|渋谷の仲介+α(プラスアルファ)|ロケット不動産株式会社
10月14日「鉄道の日」に思う ― 渋沢栄一と“線路 × 不動産”の哲学 ―
こんにちは。ロケット不動産のロケット社長、渋谷です。
本日、10月14日は「鉄道の日」。
鉄道は、単なる移動手段ではなく、都市や地域、そして“不動産価値”を動かす“価値の動脈”です。
そしてこの鉄道発展の裏にいたのが、日本資本主義の父・渋沢栄一。
彼は銀行・商業だけでなく、鉄道事業や都市開発、土地事業にも深く関わり、不動産ビジネスの原点ともいえる考えを残しました。
渋沢栄一と「鉄道×不動産」開発の原点
鉄道と街づくりを一体で考える
渋沢は、鉄道を単なる交通インフラではなく、街づくりの“基盤”として考えました。
1910年代、彼が関わった「田園都市構想」では、郊外の宅地造成と鉄道整備を同時に進め、人が集まり、暮らしが生まれる街をデザインしました。
この発想は、現在の「駅前再開発」や「沿線価値創造」といった都市開発の基本となっています。
つまり、交通が整えば土地の価値が上がる。鉄道は都市の血管であり、不動産の生命線である。
この思想が、日本の都市構造の礎となったのです。
渋沢流に学ぶ、現代の不動産経営のヒント
① 交通インフラを軸にした街づくり
渋沢は、住む場所と通う場所を“鉄道でつなぐ”というビジョンを早くから実践しました。
現代で言えば、駅徒歩圏やバスアクセス、モビリティ連携などを含めた**トランジット・オリエンテッド開発(TOD)**の考え方に通じます。
② 歴史とストーリーを資産に変える
渋沢が携わった土地や建物は、時を経て“歴史資産”として再評価されています。
現代の不動産も、単なる建物ではなく、その土地が持つストーリーや背景を活かすことが、ブランド価値を高める鍵になります。
③ 公共性と利益の両立
渋沢は「論語と算盤」に象徴されるように、利益と道徳の両立を重視しました。
現代の不動産も同様に、地域社会と共存し、公共性を持つプロジェクトであることが、長期的な信頼と評価につながります。
④ 多角化・分散化の視点
渋沢は鉄道だけでなく、銀行・保険・倉庫・製造など多角的に事業を展開しました。
私たちも、賃貸・売買・再生・投資など複数の事業軸を持つことで、市場変動に強い企業体質を築けます。
鉄道の日に考える「まちと価値の未来」
鉄道が都市をつなぎ、人を動かし、街の価値を育てる。
その考え方は、不動産業にも直結します。
渋沢栄一のように、交通 × 都市 × 暮らしを一体で設計する視点。
それこそが、令和の時代に求められる「持続可能な不動産経営」だと、私は感じています。
ロケット不動産社長のひとこと
鉄道は街をつくり、街が人を育てる。
不動産は“線路の上”に生きている。
渋沢の思想は、今も不動産業の原点にある。
ページ作成日 2025-10-14
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