葛飾区役所の移転が決定!立石駅北口再開発、総事業費は1,307億円に‼ 〜「こち亀」が予言した未来と現実の街づくり〜|渋谷の仲介+α(プラスアルファ)|ロケット不動産株式会社
葛飾区役所の移転が決定!立石駅北口再開発、総事業費は1,307億円に‼ 〜「こち亀」が予言した未来と現実の街づくり〜
こんにちは、ロケット不動産の渋谷です。
ついに 葛飾区役所の移転が正式決定 しました。その舞台となるのが「立石駅北口市街地再開発事業」。令和7年8月時点の資金計画では、総事業費はなんと 1,307億円 に達しました。
令和5年の権利変換認可後も工事費高騰の波に飲まれ、増加分だけで374億円。補助金の増額は175億円にとどまり、残り約200億円は区(=区民の税金)とディベロッパーの負担となります。つまり、この再開発は 区民サービスや生活コスト、分譲マンション価格に直結する“財布直撃型”の事業 なのです。
1) いま何が決まっていて、いつ完成するのか
-
区役所は立石駅北口の東棟に移転することが決定。
-
完成時期は令和12年3月(2030年3月)、移転は同年度中の予定。
-
対象エリアは約2.2ha。駅前の細街路や老朽建物が密集するエリアを、防災性とにぎわいを兼ね備えた街区に再編します。

2) 資金計画の“最新像”と増額の中身
資金計画の推移(総事業費)
-
令和4年12月:932.7億円
-
令和7年2月:1,280.05億円
-
令和7年8月:1,307.27億円
増加分は**+374.57億円**。補助金は+175.41億円にとどまり、残り約199億円は区と民間の負担増です。
主な増額ポイント
-
工事費合計:696.05億円 → 1,040.49億円(+344.44億円)
-
東棟(区役所棟):+225億円
-
西棟(商業・住宅棟):+139億円
-
公共施設工事:+32億円
-
3) 誰が負担するのか
-
補助金等:431.34億円(国・都の交付金含む)
-
公共施設管理者負担金:163.71億円
-
保留床処分金等:680.71億円
-
内訳:区の床取得329.23億円+仕様追加23.20億円
-
参加組合員負担金:271.34億円
-
つまり、補助金だけでは足りず、区民財源+民間負担がズシリと増加しているのが実情です。
4) 区民サービスや分譲価格への波及
-
区は庁舎整備基金 約220億円を積み立てていますが、不足分は特別区債の発行も必要になる見通し。将来的に区民サービスへの影響が懸念されます。
-
分譲マンションは駅前・役所併設というブランド性がありますが、工事費上昇=分譲価格の上振れに直結。購入者の負担も重くなるでしょう。
5) 今後のリスクと打ち手
リスク
-
工事費のさらなる上振れ(インフレ・人件費不足)
-
工程リスク(高架化事業や周辺開発との調整)
-
区の取得床コスト硬直化
打ち手
-
VE(設計・仕様の最適化)でライフサイクルコストを抑制
-
契約の透明性確保(増額要因やリスク分担を明確化)
-
財源ポートフォリオの分散(基金+起債+補助金)
-
資金計画の定期公開で区民・投資家の不安を低減
6) 「こち亀」が描いた未来と現実
2025年3月にオープンした こち亀記念館 では、両さんの活躍とともに、作品が予見した未来の技術(キャッシュレス、動画配信、eスポーツなど)が展示されています。
そして今、両さんの舞台である葛飾で、行政中枢=区役所の移転と街の大改造が現実になろうとしています。まさにフィクションが現実を追い越す瞬間です。
7) これからの再開発をどう見るか
今回の立石駅北口再開発の資金計画は、補助金依存モデルの限界を示しました。
補助金の増額だけでは膨らむ事業費を吸収できず、区と民間の持ち出しが必然的に増える。これは再開発を進めるうえで避けられない現実です。
今後の都市開発は、**地権者とディベロッパーが事業性を見極め、自立的に進める“持続可能な再開発”**への転換が不可欠だと考えます。
まとめ(渋谷の視点)
ページ作成日 2025-10-04
- 1月8日、平成が始まった日。 時代は静かに切り替わった──勝負事の日
- 1月7日は「七草粥」──なぜ“七草”なのか
- 1300年続く神田明神の歴史と街
- 東京は、2人の武将の「土地を見る目」から始まった
- ありがとう、島内宏明選手 ―― ヘルメットが飛ぶフルスイングと、楽天一筋14年 ――
- 2026年最初のスーパームーン ―「夜の景色」が住まいの価値を映し出す日―
- 1月2日、東京初雪。明日の路面凍結にご注意を
- 初夢に見る「一富士二鷹三茄子」と、縁起のいい住まいの話
- 大晦日と年越しそば ― 江戸から続く“締めの一杯”と、住まいの話 ―
- 12月30日は地下鉄記念日 ―― 地下に刻まれた100年の歴史と、不動産価値の正体 ――
- もっとみる

























