同じ苗字同士で結婚する人って、実際どれくらいいるの?|渋谷の仲介+α(プラスアルファ)|ロケット不動産株式会社
同じ苗字同士で結婚する人って、実際どれくらいいるの?
こんにちは。
ロケット不動産の渋谷です。
先日、雑談の中でこんな話題が出ました。
「同じ苗字の人同士で結婚するって、どれくらいいるんだろう?」
意外と身近だけど、ちゃんと考えたことがないテーマ。
今回は、不動産とは少し違う角度から、日本の“名字”と結婚の不思議な関係について書いてみます。
■ 結論:実は「正確な統計」は存在しない
まず結論から。
日本では「同じ苗字同士で結婚した人がどれくらいいるか」
正確な統計データは公表されていません。
理由はとてもシンプルです。

■ 日本は「結婚=同じ苗字になる国」
日本では、民法の規定により
結婚すると夫婦は必ず同じ苗字になります。
つまり、
-
元々同じ苗字同士で結婚した夫婦
-
元々違う苗字だったが、結婚で同じになった夫婦
この2つが、役所のデータ上では区別されません。
そのため
「最初から同じ苗字だったカップル」が
どれくらいいるのかは、数字として把握できないのです。
■ それでも“起きやすい苗字・起きにくい苗字”はある
感覚的な話にはなりますが、
苗字の多さによって確率は大きく変わります。
例えば、
-
佐藤
-
鈴木
-
高橋
-
田中
こうした全国に多い苗字同士なら、
同じ苗字同士で出会い、結婚する可能性は自然と高くなります。
一方で、
-
全国に数百世帯しかない珍しい苗字
となると、
同じ苗字同士の結婚はほぼ奇跡レベルでしょう。
■ 実は日本の95%以上は「夫の姓」を選んでいる
ちなみに現在の日本では、
-
約95%以上の夫婦が、結婚後に妻が夫の姓を名乗っています
つまり現実的には、
「結婚で苗字が変わるのは女性」
という構図がほぼ固定化されているのが現状です。
この仕組み自体が、
名字の分布や将来にも影響を与えていると言われています。
■ 「500年後、日本人は全員“佐藤”になる?」という話
少し面白い話を。
過去に研究者のシミュレーションで、
「夫婦同姓制度が続くと、将来的に日本人の苗字はごく一部に集約されていく」
という試算が話題になりました。
極端な例として、
「500年後には日本人がほぼ“佐藤”になるかもしれない」
という説も。
もちろん現実はそこまで単純ではありませんが、
-
結婚
-
苗字
-
制度
こうした“日常のルール”が、
社会全体の姿をゆっくり変えていくのは間違いありません。
■ 不動産も「名前」も、実は同じ
不動産の仕事をしていると、
-
住所
-
地名
-
町名
-
表札の名前
こうしたものが
暮らしのアイデンティティだと感じる場面が多々あります。
苗字も同じで、
単なる記号ではなく、
「家族」「歴史」「地域」と深く結びついています。
■ まとめ
✔ 同じ苗字同士で結婚した人の正確な割合は、実は分からない
✔ 日本は結婚すると必ず同じ苗字になる国
✔ 苗字の多さによって、起きやすさには差がある
✔ 日常の制度が、社会や未来を少しずつ形作っている
たまにはこうした
暮らしの裏側にある仕組みに目を向けてみるのも面白いですね。
ページ作成日 2025-12-13
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