日本一を、本気で取りに行く。 ── 前田健太、楽天18番の覚悟 青春は、背中で語れ。|渋谷の仲介+α(プラスアルファ)|ロケット不動産株式会社
日本一を、本気で取りに行く。 ── 前田健太、楽天18番の覚悟 青春は、背中で語れ。
こんにちは。
ロケット不動産の渋谷です。
野球のニュースは日々たくさん流れてきますが、
今回の前田健太投手・楽天入団会見は、単なる移籍ニュースでは終わらない、
“仕事をする人間として考えさせられる内容”でした。
11年ぶりの日本球界復帰。
年齢は37歳。
メジャー通算68勝、日米通算165勝。
それでも、彼の言葉は過去の栄光よりも、
これから何を積み上げるかに集中していました。
■ なぜ「18番」は特別なのか
楽天イーグルスの背番号18。
それは単なるエースナンバーではなく、
田中将大投手が11年間背負い続けた“象徴”の番号です。
前田投手自身も、会見でこう語っています。
「18番をつけるべきではないのかなと、すごく悩みました」
普通であれば、
「実績もあるし、当然」
そう言ってしまえば終わる話です。
しかし彼は、
・ファンの受け止め方
・球団の歴史
・田中将大という存在
すべてを考えた上で、一度立ち止まって悩んだ。
この「一度立ち止まれるかどうか」が、
ベテランとただの年長者の違いだと思います。

■ 電話一本に表れた“敬意”
印象的だったのは、
18番を告げられたその日に、田中将大投手へ自ら電話をかけたというエピソード。
「18番をつけてもいいかな」
この一言に、
・先輩への敬意
・チーム文化への配慮
・自分一人で決めない姿勢
すべてが詰まっています。
不動産業でも同じですが、
過去に実績がある人ほど、
周囲への一言を惜しまない人が長く信頼される。
逆に、
「自分は結果を出してきたからいいだろう」
という態度は、必ず歪みを生みます。
前田健太投手は、
その危うさをよく理解しているように感じました。
■ 「評価されたポイント」が示す現在地
楽天移籍の決め手について、前田投手はこう語っています。
「先発ピッチャーとして評価してもらえたことが一番うれしかった」
ここが非常に重要です。
今季、メジャーでは
・中継ぎ起用
・防御率7点台
・シーズン途中退団
数字だけ見れば、決して順風満帆ではありません。
それでも楽天は、
「先発として、もう一度勝負してほしい」
と声をかけた。
これは、
過去の肩書きではなく、修正力と経験を評価したということ。
不動産でも、
「一度つまずいた経験がある人」
「環境が合わずに結果が出なかった人」
そうした人ほど、
別の場所で一気に力を発揮することがあります。
楽天と前田健太投手は、
お互いの“必要な部分”が噛み合った関係に見えました。
■ 楽天が抱える現実的な課題
楽天は今季、
67勝74敗でリーグ4位。
特に深刻だったのが先発陣。
-
先発防御率:3.72(リーグワースト)
-
規定投球回到達:ゼロ
-
先発最多勝:7勝
つまり、
「計算できる先発」がいなかった。
前田投手が掲げた目標は、
-
日本一
-
先発で2ケタ勝利
-
規定投球回数到達
派手さはありませんが、
今の楽天に一番必要な数字です。
スターである前に、
ローテーションを守る存在。
これはチームにとって、何よりも大きい。
■ 若手にとっての“生きた教科書”
前田健太投手の価値は、
勝ち星や防御率だけではありません。
・日米を経験した準備の仕方
・不調期の修正方法
・メンタルの整え方
・マウンドでの振る舞い
これを、
毎日同じロッカールームで見られる。
若手投手にとって、
これ以上の教材はありません。
不動産会社でも、
口だけの上司より、
背中で仕事を見せる先輩が一人いるだけで、
組織の空気は大きく変わります。
前田投手は、
まさにその存在になれる選手だと思います。
■ 再スタートに必要なのは「覚悟」
37歳での日本復帰。
楽な選択ではありません。
それでも彼は、
「勝ちたい」
「必要とされる存在でありたい」
という、
極めてシンプルな動機を口にしました。
これは、
仕事を続けていく上で一番強い原動力です。
環境を変える時、
年齢や過去の実績は関係ありません。
問われるのは、
これから何を背負う覚悟があるか。
前田健太投手は、
楽天の18番を背負う覚悟を、
言葉ではなく行動で示そうとしています。
■ 背中で認められる18番へ
「今すぐではなくても、認めてもらえるように」
この言葉が、
すべてを物語っています。
評価は、時間と積み重ねで決まる。
それを分かっている人ほど、焦らない。
楽天のマウンドで、
前田健太投手がどんな姿を見せてくれるのか。
派手な復活劇ではなく、
静かに信頼を積み上げる18番に、
大きな期待を寄せたいと思います。
仕事も、スポーツも、
最後は「姿勢」が残る。
そう改めて感じさせてくれた入団会見でした。
ページ作成日 2025-12-17
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