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ゴルフ場が“駅前タワマン”に化ける日? ― 柏の葉キャンパスに学ぶ、「これからできる予定の新駅」まとめ
2025-08-25

ゴルフ場が“駅前タワマン”に化ける日? ― 柏の葉キャンパスに学ぶ、「これからできる予定の新駅」まとめ

こんにちは、ロケット不動産の渋谷です
今日は、**「ゴルフ場跡地 × 新駅 × スマートシティ」という最強トライアングルの話。実例の柏の葉キャンパス駅(つくばエクスプレス)**を手がかりに、近い将来、街と不動産が“跳ねる”可能性が高い新駅・新線計画を一気に整理します。


柏の葉キャンパスが教えてくれたこと

  • かつてのゴルフ場跡地が、新線(TX)開業をきっかけに街ごとアップデート

  • “省エネ・環境”に始まったスマートシティは、震災以降BCP・レジリエンス、コミュニティ/QOLの重視へ。

  • 大学・研究機関・企業・市の連携で、雇用・研究・暮らしが回りだすと、住宅地価と賃貸需要がじわじわ底上げ。

教訓:「新駅」単体では不十分。**“街づくりの核(医療・大学・業務・交流)×交通結節”**の掛け算で、価値は継続的に伸びる。


まず注目:船橋「海老川上流地区」× 東葉高速線“新駅”構想

  • ふなばしメディカルタウン構想と一体で、東葉高速線の新駅を整備方針(2025年5月更新)。

  • ねらいは医療・健康サービスの集積生活利便の結節点づくり。

  • 位置は海老川上流地区の中心近傍東葉高速線の既存駅間(概ね東海神〜飯山満の間想定)で街と同時開発の色合い。

投資家視点のツボ

  • 病院・介護・研究・健康産業の集積は昼夜人口を生み、賃貸・分譲双方の底堅さに直結。

  • 先に用途地域や高度地区、地区計画、容積誘導の方向性をチェック。医療・研究系床の誘導は、のちの商住複合の伸び代に。
    船橋市役所 東葉高速線の新駅整備について↓
    https://www.city.funabashi.lg.jp/machi/kaihatsu/005/p126941.html


「これからできる予定の新駅・新線」ステータス早見(社長版)

※“いま動いているか、実需といつ交わるか”で分類。目安:◎=動いてる/○=前進中(制度・計画)/△=見直し・停滞ぎみ

1) 羽田空港アクセス線(JR東日本)…

  • 旧貨物線活用で2031年度開業予定。都心〜羽田の時間短縮、新宿・新木場方面直通も視野。

  • 不動産インパクト:広域の時間価値改善。乗換1回減は賃貸でも効く。

2) 有楽町線延伸(豊洲〜住吉)…

  • 2024年 都市計画決定2030年代半ば開業目標。東西南北の回遊性UP。

  • インパクト豊洲〜住吉の中間帯駅徒歩圏の再定義。既存ストックの再生×賃貸強化が妙味。

3) 南北線延伸(白金高輪〜品川)…

  • 2024年 都市計画決定2030年代半ば目標。リニア/高輪GW再開発と**“複都心”強化**。

  • インパクト品川の就業人口拡大→シングル・DINKs賃貸の需要質が変わる。

4) 多摩都市モノレール(上北台〜箱根ヶ崎)…

  • 都が事業化決定、2032年頃

  • インパクト駅新設×バス代替第一次商圏が形成。戸建・低層の再評価。

5) 大江戸線延伸(光が丘〜大泉学園町)…

  • 用地取得や道路一体整備が進行。

  • インパクト鉄道空白の縮小練馬北部の価格帯が一段上へ。

6) 都心・臨海地下鉄(東京〜有明〜ビッグサイト)…

  • 営業主体:東京臨海高速鉄道、2040年目標。TX直通は将来構想。

  • インパクトMICE・観光・湾岸の回遊を底上げ。ホテル・短期賃貸の中期妙味。

7) 東葉高速線“海老川上流”新駅(本稿の主役)…

  • 医療×新駅×街づくりが核。スケジュールは都市計画→事業許可→着工を順次。

  • インパクト医療雇用×教育×子育て持家・賃貸ともに層が厚くなるエリア設計。

△(停滞/長期)としては:都心直結線(押上〜東京〜泉岳寺)TX東京延伸環状メトロ(メトロセブン/エイトライナー)京葉線の中央線方面延伸小田急多摩線延伸など。財源と費用便益、優先順位で選別中。


“駅ができる”だけで判断しない――社長の現地チェックリスト

  1. 街の“核”は何か?(医療・大学・研究・業務・交流施設)

  2. 都市計画・地区計画の方向性(用途、容積、歩行者動線、広場)

  3. 周辺の既存商圏と補完関係(競合でなく相乗になるか)

  4. 時間価値の実質短縮(「◯分短縮」より乗換回数が重要)

  5. 人口・雇用の“常時フロー”(イベント依存でなく日常需要

  6. 災害・浸水・BCP動線(医療拠点なら継続稼働性が命)

  7. フェーズ配分(先に賃貸、のちに分譲/あるいはその逆)


価格へどう効く?タイプ別“効き方”早見

  • 医療・大学核:平日昼の人流↑ → ワンルーム/1LDK賃貸の稼働安定、高齢者向け商品も相性◎

  • 業務核:通勤ピークの交通便益↑ → DINKs/ファミリー分譲の単価押し上げ

  • MICE/観光核:期中需要の波→ ホテル・短期賃貸のRevPAR妙味、分譲は長期目線

  • 住宅供給核:大規模住宅の段階供給→ 一次取得層の厚み↑、周辺の中古再生が追随


ロケット不動産のアクションプラン(抜粋)

  • (船橋)海老川上流×東葉新駅

    • 先行して用途・高度・街区道路計画を把握 → 容積の乗る角地・交差点界隈を重点調査。

    • 医療・介護・保育テナントのヒアリング網を整備。

    • 賃貸:1LDK中心+高齢者対応の仕様サンプル作成。

  • (都心)有楽町線・南北線延伸帯

    • 駅徒歩12〜15分の既存ストックを再生で拾う。

    • 乗換1回減の表現(時間価値)を販売・賃貸広告のキーメッセージに。


まとめ:次の“柏の葉”はどこに現れる?

新駅は“結果”であって“目的”ではない。
**「何のための街か?」**が先にあり、それを支える交通として駅が生まれる。
海老川上流(船橋)×東葉新駅は、その意味で“核のある新駅”。
医療・健康×居住×回遊の導線が描けるなら、価格と賃料の伸びしろは十分です。

ページ作成日 2025-08-25

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